06 鎌倉彫 神奈川県
製品の技法 刀痕彫
近年、ブローチやブレスレットなどの装身具はもとより、ポシェットやがま口財布まで、鎌倉彫の商品開発は進化を遂げています。
判子も、難なくこなせたとお思いかもしれません・・・ 実は無理難題だったのです。
判子の用材はツゲの木、算盤玉にも使われる堅い木の代表格です。
対する鎌倉彫は、彫刻しやすいカツラかホオ。年賀状の版画でお馴染みの柔らかい木です。
でも、苦心の末、艶やかな刀痕彫が生まれました。
製品の特徴
1.彫刻 刀痕
彫刻には、薄肉彫と刀痕彫がありますが、印材という用途にあわせ、年齢性別を問わない刀痕彫を採用しました。
彫り跡そのものが模様になり、「重ね刀痕」、「流し刀痕」、「石目刀痕」の技法がありますが、ここでは、手に馴染みやすい石目刀痕を施しています。
2.下地造り 木固め~吉野紙固め/蒔錆(まきさび)~蒔錆研ぎ~繕い錆
生漆を全面に塗ってしみ込ませ、木固めを行います。
ケースについては、吉野紙で補強します。
彫刻面に生漆を塗り、砥の粉を蒔きつけ、乾燥の後、研ぎます。
次に、生漆と砥の粉を混ぜ合わせ、繰り返し塗付します。
3.中塗り 黒中塗り
黒中塗漆を塗付して乾燥後、研ぎます。
これをもう一度繰り返します。
4.上塗り 乾口塗り~乾口研ぎ~摺漆
上塗りは透漆に朱合漆を混ぜた上塗漆、黒漆を塗付した後、少し時間をおき、生乾きの時を見計らってマコモ粉を蒔きます。マコモは沼地に自生するイネ科の植物の胞子で、古色がつき、彫刻に陰影が生じ、落ち着いた色調をもたらします。
マコモの状態を確認しながら研ぎ出し、生正味漆と古美粉を薄く塗り付け、布で拭き取りイボタ蝋で艶出しをします。これを2回行って完成です。
乾口塗りと称され、鎌倉彫を代表する技法のひとつです。
06鎌倉彫
鎌倉彫
- 漆印:刀痕(印伝ケース付)
- 漆印ケース:刀痕
- 漆印、漆印ケース
- 漆印:刀痕(印伝ケース付)
- 漆印ケース:刀痕
- 漆印、漆印ケース
サイズ目安
12mm丸 | 13.5mm丸 | 15mm丸 | 16.5mm丸 | 18.5mm丸 | |
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実印 | △ | ○ | ◎ | ◎ | ○ |
銀行印 | ○ | ◎ | ◎ | ||
認印 | ○ | △ |
書体見本
ご注文方法
下記フォームより、ご依頼下さい。
当方よりご注文の確認のためご連絡を差し上げます。
電話、メール等でお打合せをさせていただいた後、心を込めて制作させていただきます。
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代金のお支払いについて
●ヤマトで代引き・・・商品引渡し時に配達員に直接、現金またはカードにてお支払い下さい。
(法人からのご注文の場合、役務に当たるため、クレジットカード決済は出来ません。
代引き手数料 | |
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10,000円~30,000円未満 | 440円(税込) |
30,000円~100,000円未満 | 660円(税込) |
100,000円~300,000円未満 | 1,100円(税込) |
※商品の合計金額が30万円を超える場合は、2個口になります
●郵便代引き・・・商品引渡時に配達員に直接、現金でお支払いください。
代引き手数料 |
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265円 (税込) |
●銀行振込み(ゆうちょ、山梨中央銀行、ジャパンネットバンク)
納品可能日の一週間程前に振込先の連絡を致します。
製作期間について
印材の在庫がある場合、通常1~3ヶ月程度、ご注文確定までにお客様との相談の上で決定致します。
※お急ぎの場合はご相談下さい。
在庫なしの場合はお問い合わせください。
返品について
オリジナルで制作しますので基本的に返品不可。
ただし、彫刻した文字が万が一、気に入らない場合は、彫刻し直します(印材は短くなります)。送料は発送元負担。
商品の欠陥や不良など弊社原因の場合は、良品の物と交換します。送料は弊社負担。
商品到着後1週間以内に弊社までメールまたはお電話にてご連絡して下さい。
注文・お問合せ
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